2025年04月23日

失った日

失った日
今日は真友の命日。
始まりは幼稚園のママ友。
少し年上で、
美しくリーダー的存在で、
最初は素敵な女性!という憧れから。
遠くから嫁いで、
友人も少なく、
性格も全く違ったのに、
彼女の方から何かと声をかけてくれて。

そして、5年前、
癌の闘病中だった彼女が亡くなったとの知らせが。
それは、コロナの感染が世界中に広がり、
世の中が混乱して、
感染に対しての対処も見つけられなかった頃。
緩和ケアのため病院を移ったことを知ったが、
お見舞いも出来ない。
LINEでの会話が続いたある日、
LINEが途絶えて。

最後まで残す家族のことを心配していた。
「色々な感染症を人類は乗り越えてきた。
今回も大丈夫だから」と。
死を待つ人への励ましの言葉なんて、
何があるというのだろう。
励ますのでは無く、
安心させること。
そんな言葉しか送れなかった。
お葬式も家族のみで、
たくさんのマスク姿の友人知人たちは、
斎場の外からのお別れだった。

彼女が残した家族との親交は今も続いている。
でも、
彼女に会いたい!
声を聞きたい!
「平和とは言い難い世の中だけど、
みんな元気にしているよ。」と笑顔で伝えたい。




Posted by つらら at 23:11